転職を考えている20代社会人のみなさん、下記のような悩みを持っていませんか?
この記事を読めば、20代で転職を考えている方の『転職活動のポイント』が理解できるだけでなく、20代が活用すべき『転職エージェント7選』をジャンル別に知ることができます。
なぜなら、年間50人以上のOB訪問を受ける私が、『内資最大手メーカーで面接官を担当した経験』や『転職でやりたい仕事に就き、年収400万円アップさせた』経験をもとに転職のポイントを解説しているからです。さらに、海外MBA受験で身につけた『良い職務経歴書のポイント』についてもお伝えします。
ちなみに今は外資系メーカーでHiring Manager(採用面接官)も兼務しています
職務経歴書の添削サービス(リンク)も無料でおこなっていますので、20代の方はぜひ参考にして下さい!
20代におすすめの転職エージェント7選
最初に、20代におすすめの転職エージェント一覧をジャンル別に7つ紹介します。
迷ったらまずはここに登録:最も使って良かった転職エージェント
まずは20代の転職で最もオススメな転職エージェント3つを紹介します。どの転職エージェントに登録しようか迷ったら、まずはこの3つに登録しましょう。20代の方にとっては、転職エージェントに登録することで自分の現在の市場価値を知ることも重要です。
リクルートエージェント
転職エージェントの中で、求人数と転職支援実績が業界No.1です。20代の転職の場合、多くの求人を見ることが重要になります。首都圏に限らず、地方の求人を探す場合でも大いに役に立ちます。まず登録しておいて間違いないでしょう。
私の場合、20代のときだけでなく、MBA取得後の30代でも自分のキャリア相談において活用させていただきました。今後長い人生におけるキャリア形成の信頼できるパートナーになってくれるでしょう。
使い方としては、『リクナビNEXT』で気になった求人を見つけたら、エージェントに相談してエージェント経由で応募すると良いです。
第二新卒エージェントneo
第二新卒エージェントneoは、20代の転職に特化した転職エージェントです。対象としては第二新卒・高卒・中卒・既卒・フリーターまでカバーしており、10代・20代の選ぶ就職転職満足度No.1です。
このエージェントの魅力は、一人あたり平均8時間の手厚いサポート体制です。担当エージェントが正社員就職に向けて、幅広い求人の紹介、面談対策をサポートしてくれます。特に社会経験や社歴の浅い20代にとってはマストで登録すべきエージェントでしょう。
私の場合、初回の面談・ヒアリングから求人紹介までスピード感のある対応が非常に印象に残っています。取引企業は累計10,000社以上、未経験OKの正社員求人も多数なので、初めて転職する方でも安心して活用することができますよ。
DYM就職
DYM就職は第二新卒・既卒だけでなく、フリーターやニートの方向けの『正社員就職』にこだわったエージェントです。未経験でも紹介してもらえる求人が多く、非正規での就業経験のみの方でも正社員への就職サポートが得られます。
経験豊富なキャリアアドバイザーが無料個別相談で一人ひとりの希望に合わせた求人を紹介してくれます。利用者の面接満足度90%を誇り、応募書類の添削・面接対策などを徹底サポートしてくれますので、内定決定率が高いのが特徴です。
私の印象としては、全国の希望会場もしくはオンラインにて面談をおこなっており、地方でも利用しやすいと思います。他社では扱っていない穴場的な求人が結構あり、転職する上では登録しておいて損はないエージェントです。
並行して活用しよう:使って良かった転職エージェント
転職エージェントは会社によって様々な特徴があるので、複数登録しておくことがオススメです。
今回は『キャリアアドバイザーのサポートが手厚い』『20代向けの求人が多い』『未経験・女性の転職支援実績が多い』という条件を満たしている転職エージェントを紹介します。
パソナキャリア
パソナキャリアは転職エージェントではありますが、転職サイトで求人を探すよりも多くの情報を収集できます。大手総合型転職エージェントと謳っているだけあり、数多くの求人を紹介してくれます。
業界・職種別のチーム体制を取っているので、専任のキャリアアドバイザーがスキルや経験のマッチングだけではなく、社風や志向性も踏まえた転職先を提案してくれると評判です。
私の場合、本当に数多くの求人を提案してくれたので、転職市場の動向を把握し、様々な求人を幅広く見た上で判断するためにとても役立ちました。
doda
dodaは『転職サイト機能』と『転職エージェント機能』の両方を持っています。
『転職サイト機能』としては、大手・優良企業を中心に幅広い求人情報を掲載しています。業界第2位だけあって、質と量ともに充実した求人が揃っています。
さらに、dodaは『転職エージェント機能』も持っているため、dodaの転職サイトで見つけた求人をそのままエージェントを通して応募できるのでとても使いやすいです。担当の専門スタッフからのサポートも厚く、人事担当者をひきつける履歴書、職務経歴書のアドバイスや面接でアピールするためのノウハウが得られます。
type
20代の求人で特に都内の案件に強いのがtypeです。転職サイトのアクセス数No.1というだけあり、都内を中心に展開する企業の求人が多くあります。
typeも転職サイトと転職エージェントの機能を両方持っています。業界ごとに専門のキャリアアドバイザーがサポートしてくれるため、20代で経験が浅い場合でも大手企業の書類選考が通過しやすくなりますよ。
私が初めて利用した際には、担当のアドバイザーの方にキャリア相談にしっかり乗っていただき、面接対策もしてもらえました。20代で初めて転職する方にとって非常に心強いエージェントです。
マイナビジョブ20’s
マイナビジョブ20’sは、全ての求人が20代対象の『20代に特化した転職エージェント』です。内定まで徹底サポートと謳っているだけあり、経験の浅い20代でもサポート体制が充実しています。
特にオススメなのが、適性検査の診断結果を元に、自分の強みや弱み、どんな仕事が向いているのかなどをキャリアアドバイザーと一緒に探索することができる点です。やりたいことが分からない状態でも、自分の適性に基づいた転職相談ができます。
20代の転職を熟知するキャリアアドバイザーが専任でつきますので、書類添削・面接対策はもちろん、内定後の条件交渉までしっかりサポートしてくれますよ。
転職エージェントとは?転職サイトとの違いは?
この記事では20代にオススメの『転職エージェント』を紹介していますが、そもそも転職エージェントと転職サイトの違いは何でしょうか?
転職エージェントは、転職支援のプロである『アドバイザー』が無料でキャリア相談に乗ってくれるサービスです。アドバイザーがあなたの強みや経験をカウンセリングでヒアリングし、最適な求人情報を提供してくれます。選考から内定までのサポートもマンツーマンでおこなってくれるので、いわゆる『伴走型』の転職サポートになります。
一方で転職サイトは、さまざま企業の求人広告が集まっているウェブサイトのことです。求職者が自分で求人情報を探し、比較検討した上で応募します。様々な業界・職種の中から自分で選んで直接応募できるのがメリットですが、選考対策を自分でする必要があります。
つまり『転職サポートをしてくれるアドバイザーがいるかどうか』が、両者の一番の違いになります。私が20代の転職に『転職エージェント』をオススメするのは、社会経験が浅いタイミングでの転職はアドバイザーのサポートがあるとスムーズに進めやすいからです。
転職において20代に求められるものは?
この記事では特に20代が転職する際のエージェントの活用法について解説しています。20代が転職を成功させるには、まず企業が20代前半(第二新卒)と20代後半に何を求めているのかを理解することが重要です。
転職において20代前半(第二新卒)に求められるものとは?
企業が第二新卒者に求めるものは何でしょうか?前提として、マイナビの調査によると、20代前半(第二新卒)の採用見通しは6割強の企業が『積極的』と答えています。つまり、半数以上の企業が第二新卒者に対する採用ニーズがあるということです。
なぜかというと、大学を卒業して企業に新卒として入社した人のうち、32.8%が3年以内に離職するということが厚労省のデータで分かりました。
※ちなみに高校卒業後の新卒の場合はさらに離職率が高く39.5%です。
つまり、企業は新卒採用後、3年以内に約3割が離職してしまうため、リソース不足を補うために人員の補充が必要になります。ここが第二新卒と呼ばれる人材のニーズが継続してある理由です。
これを踏まえると、企業が第二新卒者を採用するメリットが見えてきます。
つまり、企業は第二新卒者には以下のポイントを求めているのです。
これらのポイントを念頭に置いて志望動機や自己PRを用意していくことが重要になります。
転職において20代後半に求められるものとは?
20代前半と比較して、20代後半の転職に求められるものは何でしょうか?一番の違いは、『中途採用枠』として就職活動をしなければならない点です。企業側は20代と言えど社会経験は積んでおり、『即戦力』として活躍できることを期待しています。具体的には以下の3つのポイントをしっかり示しましょう。
つまり、これまでに培ったあなたの『経験やスキル』が新しい職場でどのように活かせるのかを論理的に語ることが必要とされます。
自分の経験やスキルをどのように要約し、効果的に伝えるか?については、この記事の後半の『良い職務経歴書の5つのポイント』の章が非常に参考になると思います。職務経歴書の作成だけでなく、転職活動の面接にも活かせる内容ですのでぜひ参考にしてみてください!
転職エージェントを使う際のポイント
20代が転職エージェントを活用する際には気をつけなればならないことがあります。私の個人的な経験も踏まえると、重要なのは以下の3点です。
20代は社会人経験が少ないため、なぜこのタイミングで転職するのか明確に理由を伝えることが重要です。しっかりとした転職の目的があれば、エージェントも目的にフィットした案件を紹介してくれます。理由が明確になっていない場合は、一度転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談するのも良いでしょう。
また、転職エージェントの紹介する案件については、エージェントからの情報を鵜呑みにしてしまうのも危険です。企業の情報は自分でもしっかりと集めるようにしましょう。情報収集には『Openwork』やOB・OG訪問ができるサービス(ビズリーチ・キャンパスやMatcherなど)を活用しましょう。職場の人を介して得られる情報が最も貴重です。自分から動いてネットワーキングすることもスキルの1つですので、ぜひ行動してみてください。
良い職務経歴書とは?5つのポイント
転職の成功に重要なのが『志望動機』『自己PR』『職務経歴書(レジュメ)』の準備です。ここでは特に『良い職務経歴書のポイント』について概要を解説します。(20代後半の職務経歴書を想定しています)
良い職務経歴書の書き方詳細については、以下の記事で詳しく解説しましたのでぜひ参考にしてください。
まず、良い職務経歴書とはどのようなものなのか、私の日本での採用経験、アメリカMBAを経て就職・転職した経験を元に5つにまとめました。以下の要素を満たしているものが選考において『採用担当者から評価される良いレジュメ』になります。
① 簡潔でシンプルな構成
② “時系列”で成長過程を示す
③ 具体的である(活動の結果を数字で入れ込む)
④ 誰が読むのか?どのように読むのか?を意識して書く
⑤ 1ページにまとめる
① 簡潔でシンプルな構成
第一に、職務経歴書は『とにかく、シンプルに』を徹底的に意識してください。なぜなら採用担当者はあなたの職務経歴書を読むのではなく、『スクリーニング』しているからです。シンプルで読みやすい構成でなければ、あなたの採用担当者は一気に読む気がなくなってしまいます。
② “時系列”で成長過程を示す
日本の場合、職務経歴書は『時系列で書く』ことが重要です。これはなぜかと言うと、職務経歴書と一緒に提出する履歴書と照らし合わせながら経歴を確認しやすいからです。企業の採用担当者は時系列順が最も見慣れているケースが多いので、特に指定がなければ時系列順(編年体形式)に書きましょう。職務経歴書のテンプレートはエージェントのウェブサイトから無料でダウンロードできます。
③ 具体的である
私はこれまでに多くの方の職務経歴書を添削してきましたが、ここが抜けていることが一番多いです。職務経歴書に入れ込む内容は、目標金額や削減した時間、業務に関わった人の人数・改善率や成長率など、具体的な『数字』で示されていることが重要です。
④ 誰が読むのか?どのように読むのか?を意識して書く
最後に、職務経歴書の読み手(Audience)を意識しましょう。就職・転職活動であれば人事の採用担当もしくはHiring Managerが読み手になります。
彼らの立場に立って、どんな候補者を採りたいかを考えることが重要です。例えば、応募する部署のHiring Managerであれば、20代を採用する場合は業務経験が浅いことは十分承知で、なぜこの職種・職場で働きたいのか、どのような熱意や思いを持って、どのようなスキルを身につけたいのか、を明確に語ることができる候補者の方が魅力的に感じるでしょう。
⑤ 1ページにまとめる
最後に、20代の場合は職務経歴書を推敲する段階で最終的に職務経歴書が1ページにまとまるようにしましょう。上述した通り、企業の採用担当は大企業であればあるほど非常に多くの職務経歴書を短時間でスクリーニングします。読み手の立場に立って簡潔のまとめるスキルも問われていると思いましょう。
【仕事辞めたい】年間50人OB訪問を受ける私がオススメ | 20代の転職エージェント7選 まとめ
20代で転職を考えている方向けに『転職活動のポイント』や『おすすめの転職エージェント』、『良い職務経歴書(レジュメ)』について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事が少しでもあなたのキャリアに役立つことを願っております。
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